アウトドアブームの中で、近年とくに注目度が高いバンライフ。バンライフとは、そもそもライフスタイルそのものを指す単語ですが、近年では旅行やアウトドアのジャンルとしても使用され始めるなど、大きく広がりを見せています。
「バン」と呼ばれる、商用車の荷台を木製の家具やおしゃれなアイテムで満たし、気ままに生活するバンライフは、忙しい現代人なら少なからず憧れる部分があります。
しかし、実際にバンで生活するとなると様々なハードルがあるのも事実。私自身もバンライフを日頃から楽しんでいますが、常にバンの中で生活しているわけではありません。
自宅があり、家族があり、仕事がある。私たちのような一般的な人間には原理主義的なバンライフは厳しいものです。ですが、バンライフの「場所に縛られない」という特徴は、旅行やアウトドアと親和性が高く、今後さらに注目されていくことは間違い無いでしょう。
「場所に縛られない」ということは、「好きな場所でくつろげる」と言い換えることができます。バンライフならば、大自然の中など好きな場所でで心ゆくまでゆっくりできます。これは、これまでの旅行スタイルでは難しかったことです。
これまでの旅行やアウトドアでは、目的地周辺の、いわば点で滞在するのが普通でした。バンライフでは、道中で気になった場所で好きなだけ、コーヒーを飲む時間だけでも、翌朝まででも、ほんとうに好きなだけゆっくりと時間を過ごすことができます。これまでは点でしかなかった滞在可能エリアが線に、そして面に広がっていく喜びは、バンライフを実践する人だけが感じられる特権です。
これまでは通り過ぎるか、駆け足で立ち寄るしかなかった場所や、偶然見つけた無名のスポットで自分だけの時間を満喫する、そんな素敵なスタイル、バンライフについて紹介します。
この記事はバンライフ・アウトドア用品メーカーSO9|エスオーナインによって執筆されています。
目次
そもそも、バンライフの魅力って?
1.Home is where you park it.
Home is where you park it.
バンライフの魅力は、車内という最小限のスペースに快適な住空間をつくれることです。”Home is where you park it.”というのはバンライフにおいてあまりにも有名な言葉ですが、まさにその通りだと思います。
必要最小限のスペースに厳選した道具を積み込んで生活するバンライフは、何もかもが過剰な世界に生きる現代の生活とは全く異なるものです。厳選された道具たちと、泊まる場所も、時間も気にせずにどこまででも行ける。生活スタイルとしてはもちろん、従来の旅行とも全く違う世界がそこにはあります。
バンライフとは生活スタイルのこと。活用方法はあなた次第。
日本では、バンライフと車中泊が混同されることが多いように感じますが、これらは別物です。バンライフとはバンを中心に据えた生活・旅行・アウトドア全般を指すものなので、旅行をしても、テレワークをしても、それはバンライフの一ジャンルなのです。
バンライフの基本は「長時間滞在しても快適な車」と、「滞在を豊かにするアイテム」の組み合わせ。車にしても、アイテムにしても何を選ぶかはあなた次第。この点が最初から全てが揃っているキャンピングカーとも異なる点です。
「全部入り」のキャンピングカーなどでは、どうしても画一的なスタイルになってしまいがちですが、バンライフのスタイルは発想次第で無限大。発想次第でどんな体験とも組み合わせることができるのです
2.時間を自由に使える贅沢
旅行という切り口で見ると、バンライフのメリットが浮き彫りになってきます。
宿泊場所を選ばず、設営・撤収の手間がないバンライフの特徴は、チェックインやチェックアウトに追われるのが当然の、従来型の旅行から私たちを開放してくれます。
時間を自由にできるということは、そのぶん遠くまで行ったり、または気の向くまま長期間滞在したりできます。限られた休暇を最大限活用するには、時間に関する自由度が高いバンライフを活用するのがスマートな方法と言えるでしょう。
また、自然に一番近い場所に宿泊できるということもバンライフならではのメリットと言えます。心地よい森の中や、見晴らしの良い山の上など、これまでは通り過ぎるしかなかった自然の真っ只中での滞在は、バンライフ以外では味わうことのできない体験です。
3.快適に滞在する贅沢
海岸で、清流沿いで、景色の良い場所で、心ゆくまで過ごす。
簡単そうに見えますが、これまでの旅行スタイルでは叶わなかった時間の過ごし方です。移動手段である車自体が快適なシェルターになるバンライフにおいては、気になる場所を見つけたら気がすむまでその場でゆっくりすることができます。
Home is where you park it. 気に入った場所を見つけたら、気が済むまでそこに停滞すればいいのです。
4.アウトドアなのに快適空間
雨風をしのげて、電源があって、虫も侵入してこない。いざという時は空調も使える。快適性は本当に重要で、快適じゃないと、本来は楽しいはずの体験も苦痛になってしまいます。
これまでは、自然の中で快適に滞在するためには、様々な知識や工夫が必要なのが当然でした。バンライフでは日頃使い慣れている車をベースにして過ごすので、誰でも快適な状態を保ちやすいと言えます。
滞在や宿泊が快適にできること、そして移動も快適なバンライフだからこそ、季節や場所を問わず最高の体験ができるのです。
さいごに
快適なシェルターで何処へでも行ける、バンライフの魅力をお分りいただけましたか?
日本においては、旅行のために利用されることが圧倒的に多いバンライフですが、テレワークオフィスや災害時の避難シェルターなど、本当に多様な活用ができます。
いわば、移動できる小さな別荘を買うようなものです。バンライフが皆様の生活を豊かにするよう願っています。
製品紹介
バンライフエブリイ
バンライフシェルフ
SO9|エスオーナイン製品コンセプト
私たちの製品に共通するコンセプト、それは「バンライフのハードルを下げる」。
これまでは、バンライフを始めるには金銭的または手間的に、多大な導入コストを払う必要がありました。これらを少しでも軽減することで、バンライフやアウトドアがもっと身近で気軽なものになるのではないか。
私自身、バンライフを愛してやまないからこそ、少しでも多くの人に気軽にバンライフを始めて欲しい。その一心で作り出したブランドがSO9|エスオーナインです。
極限までシンプルに。だから使いやすい。
これまでバンライフを始めるには、非常に高価なコンプリートカーを購入するか、さらに高価なオーダーメイドサービスを利用するしかありませんでした。
バンライフをもっと多くの人に楽しんでほしい。その一心でSO9の商品は開発されています。
年間150日にわたりフィールドテストを繰り返し、極限までシンプルで使いやすいことが特徴のSO9の製品。これまでになかった発想の商品ばかり開発できる理由は、私たちが10年以上にわたりバンライフを実践してきた専門家だからです。
初めまして。SO9の代表です。
SO9|エスオーナイン代表の鈴木と申します。バンライフという言葉が普及するより前、かれこれ10年以上から続けている車旅は、移動距離20万キロ以上にもなりました。真夏の沖縄から、厳冬期の北海道まで、様々な場所で車をベースにしたアウトドアや旅行を行なってきました。
当時は独身で無理もきく年齢だったので、昔ながらの車中泊に近いスタイルで何ら問題ありませんでした。しかし、結婚・移住・起業・キャンプやハイキングへの趣味の広がりなど、ライフステージの変化に伴い無理が生じてきた経験がSO9の商品につながっています。
日常生活・仕事・旅行・アクティビティなどを、最も無理なく共生させられるスタイルを追求する中で、自然とバンライフを実践するようになりました。生活の一部、おもにレジャーとしてのバンライフですが、限られた時間やお金を有効活用する方法として、非常にオススメです。
そのような生活の中で生まれた製品たちがきっと、バンライフというスタイルで皆様の生活をより豊かにしてくれるのではないかと願っています。
皆様におかれましても、良きバンライフを!