近年のキャンプブームで、寒い冬でもキャンプをする人が増加してきました。寒い時期に、わざわざキャンプをする理由はなんでしょうか。
まず第一に、虫が少ない時期であることは特筆すべきでしょう。蚊やアブなどをはじめとする害虫がいない冬は、食事や焚き火に集中しやすく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
そして第二に、暑さを我慢するしかない夏シーズンとは異なり、さまざまな暖のとりかたを工夫できる点もキャンプ好きにはたまらないのではないでしょうか。
定番の焚き火はもちろん、石油ストーブ、薪ストーブ、コタツなど、近年様々なキャンプ用の暖房が製品化されていて、それらを選ぶのも楽しいですよね。
では、それらキャンプ用の暖房から、どのように選べば快適な冬キャンプを実現できるのでしょうか?
目次
キャンプ暖房の種類
暖房の種類について今更おさらいする必要もないかと思いますので、サラッと書いていきます。
石油ストーブ
灯油を燃料に、数時間暖かい、定番の暖房です。ガソリンスタンドやホームセンターで確実に燃料が手に入るのは美点ですね。持続時間(燃焼時間)はタンク5リットルのモデルで大体15時間程度。炎が熱源ですが、使用後もススなどで汚れないので手入れはカンタンです。デメリットとしては運搬時や点火・消化時に石油の匂いがするくらいでしょうか。1キャンプあたりの燃料費は500~1000円程度です。
- ◎扱いやすさ
- ◎暖かさ
- ◯安全性
- ◯持続時間
- ◎燃料の入手性
- ◯燃料代
- ◯運搬性
薪ストーブ
薪を燃料に暖をとれる、近年人気の暖房器具。薪を使用するので焚き火のように、火をいじる楽しさがあります。熱量も相当なもので、しっかりと燃焼させることができれば石油ストーブ以上の暖房効果を得られます。弱点は安全性とメンテナンス性で、煙突の長さや取り回し処理、使用後のスス掃除などには慣れが必要です。また、キャンプ用の製品は大きさの制約から大きな薪を入れられないため、頻繁に薪をくべる必要があります。また、ボディーの鋼板が(家庭用薪ストーブと比較して)かなり薄いことから蓄熱性がほとんどなく、薪の火力のみで温度調整する必要があります。1キャンプあたりの燃料費は1000円程度です。
- △扱いやすさ
- ◎暖かさ
- △安全性
- △持続時間
- ◯燃料の入手性
- △燃料代
- △運搬性
コタツ(アウトドア豆炭こたつ)
豆炭を燃料にしたアウトドア・キャンプ用のコタツです。着火してから暖かさが20時間持続するため、一旦着火した後は翌日までつけっぱなしでOK。石油ストーブや薪ストーブが上半身を中心に温めるのに対して下半身を中心に温まることができます。石油ストーブや薪ストーブとは温まる部位が異なるので、併用することでさらなる暖かさを実現することもできます。
一酸化炭素の発生を抑える専用の燃焼器で豆炭を燃焼させるので、石油ストーブや薪ストーブのように換気を頻繁に行う必要はありません。メンテナンス性にも優れ、使用後は豆炭の炭を燃焼器に入れたまま持って帰ることが可能です。運搬時に本体がコンパクトになることに加え、燃料の豆炭が嵩張らない点もメリットの一つで、その他の暖房器具よりも運搬が楽なのも特徴です。1キャンプあたりの燃料費は100〜500円程度です。
- ◎扱いやすさ
- ◎暖かさ
- ◎安全性
- ◎持続時間
- ◎燃料の入手性
- ◎燃料代
- ◎運搬性
電気カーペット
電源のあるサイトであればかなり便利!ブランケットがわりに使用することでかなり暖かく過ごすことができます。ポータブルバッテリーで使用する場合、意外と電力を消費する点に注意が必要です。「強」の場合60ワット程度の消費電力となり、1000Whクラスのポータブルバッテリーで約14時間、2枚使用すると約7時間の持続時間となります。手軽さはずば抜けていて、電源さえ確保できれば利用価値の高い暖房器具と言えます。
- ◎扱いやすさ
- ◯暖かさ
- ◎安全性
- ー持続時間
- ー燃料の入手性
- ー燃料代
- ◎運搬性
冬キャンプにはコタツが必要!
テントの外で暖かく、テント内でも当然暖かい。しかも、長時間火力が持続して手間のかからない暖房。従来は夢のまた夢でしたが、アウトドア用のコタツが登場してから状況は変わりました。
私たちSO9|エスオーナインが開発した「アウトドア豆炭こたつ」は、燃料に豆炭を使用することで、電源のないアウトドアでも使用できることが特徴の、アウトドア・キャンプ用のコタツです。
電気式コタツと同等以上の熱量に加え、一旦着火すれば持続時間は15〜20時間。燃料補給などの煩わしさとは無縁です。
従来の暖房との親和性
石油ストーブ・薪ストーブ・焚き火など、火を使う暖房は、そもそも扱うこと自体が楽しいものも多く、私自身も大好きです。
火を使いたいからキャンプをする、という人も結構多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めすしたいのが、ベース暖房としてのコタツです。
キャンプ場に到着したらすぐに「アウトドア豆炭こたつ」に火を入れておくことで、ゆっくりと食事を食べられるテーブルを確保できることはもちろん、そろそろテントに入って寛ぐか、というタイミングで寒い思いをすることもありません。
暖をとるために必死になる焚き火ではなく、調理や楽しみのために必要なだけ燃やす焚き火は、本当に気楽で楽しいものです。
バンライフ・車中泊でのコタツ
私自身はアウトドアスタイルの中でバンライフが一番好きで、キャンプをするときも就寝は車の中なのですが、そんなときもコタツは大活躍します。
美味しい食材を買い込んで、雪を見ながらコタツでゆっくりするのは至福のひととき。極寒の中でもヌクヌクとしていられるというのは、それだけでも特別な体験です。
「アウトドア豆炭こたつ」が最強の暖房
SO9|エスオーナインでは、コタツこそ冬キャンプに最適な暖房だと信じ、アウトドア・キャンプ用コタツ「アウトドア豆炭こたつ」を開発しました。
アウトドア用の設計なので軽量コンパクトに折り畳めることはもちろん、これまでのコタツにない、スタイリッシュなデザインも特徴です。
また、アウトドアで映えるようにデザインされた八角形の天板が、あなたのサイトをより素敵に演出します。
1〜2人用「ソロこたつ」
少人数に最適な「ソロこたつ」もラインナップしています。「アウトドア豆炭こたつ」の約半分サイズの天板は、1〜2人での使用にぴったりです。
さいごに
テントの内外で使用できて、くつろぎのスペースとしても申し分のないコタツが、冬キャンプの暖房としてお勧めなのがお分かりいただけたかと思います。
私自身、寒い時期にキャンプやバンライフ・車中泊に出かける場合は必ず持っていきます。
コタツで雪を見ながらこのお酒を飲もう、という感じで、今ではコタツ自体が外出の目的になっているほどです。
電源不要なアウトドア用こたつ、というこれまでにない体験が、きっと皆様のアウトドア体験をより豊かなものにしてくれると信じています。
仕様・価格
アウトドア豆炭こたつ
寸法:幅・奥行約80cm|高さ約40cm
重量:約7kg
素材:天然木積層板
仕上:ウレタン塗装済
燃焼器:ミツウロコ製「豆炭こたつ」|ケース285mmサイズ
こたつ布団:ご自宅のものを使用可能(180cm四方以上サイズ推奨)
アウトドア豆炭こたつ | ¥43,780 |
アウトドア豆炭こたつ|ブラック | ¥50,380 |
燃焼器 | ¥16,720 |
ソロこたつ
- 寸法:幅80cm|奥行45cm|高さ39cm
- 重量:約4.5kg
- 素材:天然木積層板
- 仕上:ウレタン塗装済
- 燃焼器:ミツウロコ製「豆炭こたつ」|ケース285mmサイズ
- こたつ布団:ご自宅のものを使用可能(180cm四方以上サイズ推奨)
ソロこたつ | ¥32,780 |
燃焼器 | ¥16,720 |