アウトドアブームの中で、近年とくに注目度が高いバンライフ。バンライフは単なる遊び方の一つとしてではなく、ライフスタイルそのものを表す単語として浸透し始めるなど、大きく広がりを見せています。
必要最低限の生活用品を積み込んで生活を行うバンライフのスタイルは、色々なものに縛られている現代人からすると憧れる部分がありますよね。そこで、この記事ではバンライフに必要な、それも1ヶ月間など長期のバンライフでも通用する3種の神器を紹介することで、バンライフを身近なものにしていこうと思います。
最新の道具とかどこのメーカー、ということではなくて、より普遍的に通用する3種の神器を紹介します。ちなみに、現代風にバンライフと表現していますが、そのまま長期の車中泊でも通用するはずです。
バンライフの道具選び
バンライフといえば近年はアウトドア・旅行スタイルとしても注目を集めています。SNSなどで検索すると、オシャレな内装や自慢のアイテムたちなど、様々な投稿を見つけることができます。
しかし、実際にバンライフで長期間旅行(または生活)するためには、どのような道具を選べば良いのでしょうか?SNSでは綺麗な部分しか見えないので、実際のところ洗濯や洗い物など、一番気になる部分がわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではオシャレかどうかという部分は一旦置いておいて、実際に長期間バンライフや車中泊を実践する際に生じる問題点にフォーカスしていきます。
必須アイテムではありませんが、実際にバンライフを始めると絶対に出くわす問題と、それを解決するための道具を紹介していきます。
バンライフにおける3種の神器
まずはバンライフをするにあたり、個人的には必須だと思っている3種の神器を紹介します。これらがあるかないかでバンライフを長期間継続できるか否かが決定すると言っても過言じゃないほど重要な装備です。
これらの道具以外にも必要な装備はたくさんありますが、愛車と3種の神器さえあれば1週間だろうと1ヶ月だろうと余裕でバンライフすることができます。
神器1.ゴミ袋
バンライフを始めると必ず悩まされるのがゴミ問題です。
キャンプ場・ガソリンスタンド・高速のサービスエリア・コンビニなどゴミ箱自体はいろいろなところにあります。当然、その場で買ったものをその場のゴミ箱に捨てる分にはなんら問題はありません。
問題になるのは移動中や晩酌の際に発生するゴミです。必ず少量は発生しますし、放置すると悪臭を発生させるようなゴミが出ることも少なくありません。これらのゴミは上記のような施設で廃棄せざるを得ないのですが、問題はそこまでの運搬をどうするかということです。さらに、現地で捨てるときにも大きなゴミ袋を無理やり押し込む、というのは完全にマナー違反と言えます。
ゴミ袋の選び方
おすすめは業務用のポリ袋です。サイズは30cm*40cmくらい、厚さは0.1mmの超厚手がベストです。
業務用厚手のポリ袋は、食品トレーや割り箸などを詰め込んでも滅多に破れません。さらに、渾身の力で圧縮しても問題ない耐久性があるので、ゴミを小さくできるメリットがあります。また、30cm*40cmくらいのサイズがあれば、2人分の夕食・朝食のゴミを詰め込めるうえに圧縮すればゴミ箱に簡単に投入できるサイズまで圧縮できます。水分や匂いが外に出ないように、袋の口を何回か折り込んでからガムテープなどで止めておきましょう。
ゴミをコンパクトにまとめておけば、高速のサービスエリアやガソリンスタンドのゴミ箱で簡単に処分できます。また、1週間くらいなら全てのゴミを持ち帰っても、それほどかさばりません。
スーパーなどで販売している厚手のポリ袋は厚さ0.05mmのものが多く、これらは簡単に破けてしまうので注意が必要です。
神器2.コインランドリーで洗濯・乾燥できる衣類
長期になればなるほど問題になるのはゴミだけではありません。日程全ての衣類を持っていくのは非現実的で、道中で洗濯をすることになります。
その際に重要になるのが「コインランドリーで洗濯できるか?」「乾燥機OKか?」ということです。
コインランドリーで洗濯できること
バンライフ中の洗濯はコインランドリーに依存することになります。衣類はラフに洗っても大丈夫なものがベターです。ソフト洗いやクリーニングでないとNGな衣類は避けた方が無難でしょう。
乾燥機OKなこと
コインランドリーで洗濯できることと同じくらい重要なのが乾燥機にかけられることです。私自身、車内で干したり、晴れた日にロープを張って干したり、いろいろな方法を試しましたが、結局一番楽なのはコインランドリーの乾燥機で乾燥させてしまう方法でした。
乾燥機を利用することで30分くらい余計に時間がかかることは事実ですが、天候に影響されず、周囲に迷惑をかけない方法を追求すると結果的に乾燥機を利用するのがベストでした。
乾燥機で乾かしてしまえば、その場で畳んで、収納まで終わらせられるのもメリットです。車の中で干すと乾燥した順番にしまっていくことになるので、収納がぐちゃぐちゃになってしまうことが多く、後から余計な時間がかかることが多いです。
神器3.サンダル
結構重要な、これがないとイライラすること請け合いなのがサンダルです。
温泉に行くときや、就寝前の準備など、服を着替えたり、車に出入りしたりすることが多いバンライフ。サンダルの有無で意外なほどに快適性が変わります。
私自身、最初のころはカッコつけて紐付きの靴でバンライフしていましたが、途中から完全にサンダル派になりました。バンライフをしていると、靴の脱ぎ履きが1日に10回くらいはあるので、いちいち時間がかかりテンポが悪いんです。
今となってはバンライフ中は、散歩したり、運動するとき以外、ずっとサンダルで過ごしています。
調理する人はテフロン鍋を
車内での調理が想定されるならテフロン加工の調理器具がオススメです。複数人の場合は人数分用意して、お皿と兼用することで洗い物を最小限にすることができます。
テフロン加工の調理器具でなければダメな理由は「洗い物が楽だから」です。道の駅を利用する場合は洗面所での食器洗い・洗濯は当然NG。結果的にキッチンペーパーやウェットティッシュで食器を拭くしかないのですが、テフロン加工以外の食器を使用すると汚れが落ちにくいだけでなく、匂いが残り車内がクサくなってしまうこともあります。
まとめ
長期間バンライフや車中泊を継続するために必須の道具をピックアップしてみました。
これ以外にも照明やポータブルバッテリーなどの道具があれば、バンライフはもっと快適なものになります。ですが、最低限これだけ、という道具はここに載せた3種類だけです。私自身も学生時代はこれら3つの道具だけで1ヶ月くらいの旅行は何度も経験しました。
その頃はスマホやPCなど持っていなかったので、現代では電源確保の重要度が増していますが、この点は現代人の得意分野なので特に書く必要も無いかと思い、省略しています。